鶴見俊輔『かくれ佛教』

久しぶりの、ものすごく歯応えのあった本。元々は別のところでこの本がクーマラスワミーの仏教解釈に言及していると読んだため手に取ってみたけど、それだけでなく実際は著者の幅広く深い宗教・社会・人類学と歴史への造詣と実体験に裏打ちされた凄まじい本だった。これは10回は読み返さないとモノにできなさそうだけど、久しぶりにそれをしたいと思わされた。絶版になっているのが惜しまれる(中古で入手)。 ちなみにクーマラスワミーは植民地時代のスリランカ人(正確には母親がイギリス人のハーフ)美術史・文化史家で、岡倉天心のあとにボストン美術館のアジア部門担当になった人。南アジア美術をアメリカへ広めた。

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たびのもの

旅と本。

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